2021.4.23
KOMBUCHA_SHIPに関連する「発酵」「微生物について」の話題を取り上げるコラム。
一緒にKombucha(コンブチャ)の共同研究をしている高崎健康福祉大学 岡田先生、辻先生に聞いたシリーズ「知らなかった!発酵の世界」をお届けします。
――食べるもの、飲むもの以外で発酵が活用されているケースは?――
食べる、飲む以外で発酵が役に立つケース。それは「環境分野」です。ブラジルでは、サトウキビの「搾りかす」から抽出した糖類を発酵させてアルコールを作って、ガソリンに混ぜて使用する「バイオエタノール」と言われるものです。
バイオ混合ガソリン(E10)など最近聞くようになりましたよね。
これは10%のエタノールがガソリンに含まれていることを示しています。
※バイオエタノール:
サトウキビやトウモロコシ、木材などのバイオマスを発酵させて製造するエタノールのこと。
乳酸菌で乳酸発酵させ、生分解性プラスチックを作るなど環境問題を考えたところで発酵が関わっています。
医薬品の原料や日本の文化的な活用では藍染めなども発酵が使われていますよね。
――発酵によって生み出されたものを身近なところで私たちは取り入れているのですね――
最初は何が起きているか分からず、伝統の方式とか受け継がれてきた秘伝のものとかそのうち、解明されて実は微生物の力によるものと知るのですね。
次回コラム、
健大の岡田先生、辻先生に聞いた「知らなかった!発酵の世界」
「先生からみたKOMBUCHA_SHIPとは?」に続く
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