2021.2.22
今回のコラムはKOMBUCHA_SHIPのリーダー石橋がお届けします。
今、アメリカ西海岸発信で世界中に広まっている飲料、KOMBUCHA。
「昆布?」「あのおばあちゃんが飲んでいたやつ?」ってなりますよね。
私も初めて聞いたときはまさに同じ事を考えました。
「でも入ってないんですよ、昆布!」
健康効果が期待できて、冷たくて、シュワシュワッとしていて・・・?
全くピンと来ないという方も多いと思います。
今回はそんな紛らわしい“コンブチャ”についてお話していきましょう!
昆布じゃないとなると、そもそも何からできているの?というご質問をよく頂きます。
一般的な原材料は茶葉、糖類、水、そして酵母と酢酸菌のコロニーであるスコビーという菌膜です。
「そう!」感の良い方はお気づきかと思いますが、発酵して作られる飲料なのです。
その起源は古く、2000年ほど前から「中国、ロシアの南部のエリア発祥」と言われ、当時から健康のために飲まれていたようです。
お茶の風味や酵母、酢酸菌が生み出す「香り」「旨味」「酸味」が特徴で、日本では1970年代に“紅茶キノコ”という名前で一時ブームになったこともあります。
残念ながら衛生管理が難しかったり、仕上がりの状態の判断がわからなかったりと当時の
ブームはすぐに去ってしまいました。
昨今、アメリカでの健康志向の高まりとともに自宅で作る方が増えたり、クラフトビールのようにコンブチャの醸造所(ブリュワリー)が造ったハイクオリティな製品がボトルやカンなどでローカルのスーパーマーケットに並んでいたりと、その人気、認知度は一気にアップ。
世界中に広まっていきました。
現在では世界中に1,600以上のブリュワリーがあり1,700億円の市場規模があると言われています。Kombucha Brewers Internationalの発表では、世界で最もブランド数が多い国はアメリカが最も多く534ブランド、ブラジル223ブランド、カナダで126ブランドと続きます。
出典:
Kombucha Brewers International (KBI PUBLIC Magazines:SymbiosisMagazine-2020夏)
Kombucha Brewers International (KBI PUBLIC Magazines:SymbiosisMagazine-2020秋)
日本に流通しているKombucha(コンブチャ)で海外から輸入したものを見ることもあると思います。
日本では私たちKOMBUCHA_SHIP(コンブチャ・シップ)を含め数社のブリュワリーや、レストラン・バーの方々、たくさんの個人の方々もコンブチャを造っています。
全国の飲食店の多くでは、自家製コンブチャを独自で造っているため、お店によって味は様々です。酸味の強弱や香味を楽しむものなど、その時の気分や体調でご自身の好きなコンブチャを見つけるのも良いかもしれません。
私たちKOMBUCHA_SIHPが製造しているコンブチャは、世の中にある「サプリ」や「粉末」「コンブチャエキス」とは別ものです。
最近では、大手飲料メーカーも参入をしていますが、日本における市場はまだ形成されていない現状があります。日本では多くの方が「昆布」と誤認されているのが現状ですが、世界が知っているお茶を発酵させた「Kombucha(コンブチャ)」に近づけるよう、同業他社の皆様と一緒になり情報を発信していきます。
当社のオリジナルブランドは、京都の宇治市にある有機栽培にこだわり続けた永田茶園の厳選された茶葉を使用しています。発酵由来の白ブドウや、洋梨の様なフルーティーな香りと酸味、爽やかな微炭酸が特徴です。
日本で唯一のKOMBUCHA(コンブチャ)専用の非加熱製法Brewery(醸造所)を完備。製造においては衛生管理を徹底し、全国の飲食店・ホテル・ジム・温浴施設などでKOMBUCHA_SHIPを取り扱って頂いており、自社のECサイトから全国のご家庭にもお届けしています。
発酵が生み出したナチュラルな味わいを皆様も是非召し上がってみてくださいね!
▼コンブチャについて動画で知る
連載コラム:「コンブチャは誰がこの呼名にしたの?」に続く
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