2020.3.31
KOMBCUHA_SHIPを導入した「TOTAL FOODS(運営会社:フィールズ株式会社)」にてパーソナル・トレーナーを日本に広めたカリスマ社長の池澤 智さんと当社代表取締役社長の大泉 寛太郎が「パーソナル・トレーニングの魅力」をテーマに対談しました。
大泉:
このジムという業界に入ったきっかけを教えてください。
池澤:
25年前になりますが、職業としてまだパーソナル・トレーナーが世の中になかった時代、高校生ぐらいからスポーツに関連する仕事をしたいと思っていました。
たまたまテレビをつけるとJリーグの試合を観ることが多くて、その時、選手が倒れ込んだ時にベンチコートを着た人がスプレーをしたりするシーンを観ていました。
応急処置をしていたのは男性ばかりで「女性で出来たらな…」と、漠然とですが感じていました。
私はスポーツの専門学校に通っていました。トレーナーになれる道は専門学校だったためです。当時、パーソナル・トレーナーという言葉は日本にはもちろんありませんし、
アスレティック・トレーナーやメディアカル的なトレーナーはしっくりきていないと感じていました。ただ、得意な事、興味のある事をやっていたら天職になっていくのだろうと、なんとなく。
18歳の時、パーソナル・トレーナーとして米国で活躍しているケビン山崎と出会うのですが、きっかけは学校での講演でした。
池澤:
ケビン山崎と聞いて、名前からケビン・コスナーをイメージしていました。まあイメージとは違いましたが、講演の内容に魅了されていく私がいました。スポーツ選手だけでなく、映画の役づくりのためのトレーニングなど本物の身体づくりを追求するビデオ見て感銘を受けたのを覚えています。
どうすればパーソナル・トレーナーになれるのか?ケビンに聞いたところ、答えは「米国研修」に参加すればなれるよ、との回答でした、それで米国へ。
大泉:
すごい行動力ですよね?
池澤:
でも米国までは費用もかかります。しかも一人分の費用ではなく、5名分の旅費を集めなくてはならず、私は一緒に米国へ行ってくれる人を探しました。誰も手を挙げず、やっと自分も行きたいと私の先輩が手を挙げてくれましたが、5名は集められませんでした。
でもケビンから5名分の研修費用が集められないなら無理だよ、と。しかし、どうしても行きたい、と自身の熱意を伝えました。粘りに粘りました。そうしたら赤字覚悟で教えると言われ、米国研修の許可をいただき、早々に渡米。
池澤:
米国で待ち受けていたのは、分からないの連発でした。「代謝的なリフティングをしてみて???」
専門性が高過ぎて、何を言っているのか分からず、分からないことも想像でトライするなどを繰り返す日々で。3日で脱走したいと。
池澤:
分からない、なんとかしようはダメ!ケビンから何を知りたいのか言葉に出来ないのなら「あなたはこの仕事に向いていない」と。「直球ですよね、ここまで言うか!」なのですが逆に開き直しました。
私自身「出来ないことを出来ない」とはっきり言うこと、すると適切な意見がケビンから戻ってきて解決方法を教えてくれる、その繰り返し。不思議ですが1週間したら身体に変化が出てくるのに驚きました。後半の米国研修ではケビンとの関係も良くなり、何でも話せる仲に。
米国研修終了後、日本に帰国し、フィットネス・トレーナーではなく、パーソナル・トレーナーになりたいと「池澤 智」の名刺を作って就職完了!!
大泉:
パーソナル・トレーニングのスキルではなく、出来ないことは出来ないという、そこが重要なのですね。
池澤:
パーソナル・トレーニングをはじめて25年。不確かなことを「はい、はい」と言わない。100%のうち25%しか分からない場合、一度持ち帰る。知ったかぶりをしない。
大泉:
社長の定めでしょうか。代表になって上に立つと「分からない」と言いづらくなります。そんなことも知らないの?社長は、と。離れていかないかなって思います。最近、感じますがお互いがリスペクトしあうことが重要なのだなと。
池澤:
人を引っ張っていくぞ!というよりはみんなに支えられている「モノゴトを手伝ってほしい」と思うこと、出来ないの方が楽になります。
大泉:
引っ張っていかなきゃというプレッシャーはあります。私に出来ないことも多いと感じます。
池澤:
そうですよね。助けられることの方が多いですね。ジムでは男性トレーナーの所属が多いですし、物理的にも力が男性の方があります。走る能力も、飛ぶのも、体力的な能力は上。
大泉:
パーソナル・トレーニングの魅力とは?
池澤:
そもそもなぜジムに通うのか?「何となく」だと、「何となく」を明確にして掘り起こしが必要。モチベーションを上げるためにもう1段階、トレーナーとして能力を必要とします。「ちゃんと身体を変えたい」「健康になりたい」「睡眠不足を解消したい」のように目的が明確になった人がジムに来てくださった場合は、目的に対して結果を出すため確実に専門家が隣で助言し、トレーニングでやるべきことをやる方が効率的に良いです。
効率が良くなると結果を感じられるのが早く、そのため続けてもらえる可能性が高い。例えば、雑誌の占いコーナーをひとりで読むより、直接、マンツーマンで話してもらう方がカスタマイズされた情報を得られます。
生身の人にカスタマイズされた情報を得られることは、その人にとって特別感が生まれてきます。自分自身を大事にする時間を作れるのが一番の魅力です。
池澤:
自分はこうなりたい、でもそこまでは出来ないのではないかなど本当の潜在能力は知りません。目標設定があっているのかの確認はあります。例えば、スキーは独学でもいつかは滑れるようになるけれども、最初から先生に教わる方が大事。
身体づくりを教えてもらうことは、あまり一般的ではなかったと思います。身体づくりを習い事として、教えてもらえる場所があるのであれば、最初は知りたいという人が多いのかもしれません。
大泉:
新型コロナウイルスの影響はありますか?
池澤:
お客様はコロナウイルスの影響で全体的に減っていると思います。人が密集しないところなどテレビで流れる映像はジム映像だったりするので、風評被害がないと言ったらウソになります。もちろん対策も考えており、パーソナル・トレーニングでは1種目ずつマシンに消毒をしますし、ロッカーも1時間置きに消毒しています。
免疫力をあげないと。新たな新型のウイルスが出てくる時に備えて運動して身体づくりはしておかないといけませんよね。
大泉:
普段から病気にならない身体づくりをして、免疫力を高めていれば問題ないですよね。
池澤:
大事ですね。
大泉:
アメリカでの食生活はどうでしたか?
池澤:
ケビンからは米国研修の時に、ダイエット(正しい食事のこと:食事の量について制限や運動をしたりして減量すること)を学びなさい、食事が身体を変えるのは9割で残り1割は運動と言われました。それだけ食事が大切ということです。
運動は頑張っても週に2~3回、食事は普通1日3回。週に21回になります。それだけでも食事の影響力を感じます。 また、私たちのメソッドでは、この1日の食事の回数を5回と提唱しています。つまり3時間おきくらいに物を食べるという事です。そうしないと、カラダがキレイに整いません。これは血糖値と深く関連しているのですが、血糖値が上がり過ぎると脂肪が増えますし、下がり過ぎると筋肉が減るので悪循環です。今、朝、昼、晩と同じ量を5回に分けるだけで体系は変わってきます。
大泉:
お昼を食べないのも良くないってことですね。
池澤:
そうですね、お昼を食べないと夜までの栄養を摂らない空白の時間が長くなって、筋肉が小さくなって代謝が落ちます。
大泉:
なぜKOMBUCHA_SHIP(コンブチャ・シップ)を取り扱おうと考えたのか。
池澤:
私自身、発酵マニアです。トータルビューティーを考えた時に「まずは腸だ」と。腸とホルモンの関係、ホルモンは身体づくりをする上で絶対に必要。ずっと腸にフォーカスしていました。もちろん発酵食品を意識して食べていましたし、弊社の多田がKOMBUCHA_SHIP(コンブチャ・シップ)を見つけてきた時に「発酵、本当に?」本物のKOMBUCHA(コンブチャ)に出会えた感じで、飲んだ時の感覚は今までのKOMBUCHA(コンブチャ)と違います。私が個人的に作っている時は大量のお砂糖にどうしようかと考えていました。
KOMBUCHA_SHIP(コンブチャ・シップ)はオーガニックのきび砂糖を使用したり、ローカロリーなので、これはすごいという実感です。
池澤:
腸が良くなるために、肌菌に着目しました。ある会社とコラボレーションして、自身の肌菌を測れる検査キットやサプリメント、お味噌、そしてKOMBUCHA(コンブチャ)の2週間食べ物セットをコースに入れた新しいシステムです。もちろん、エビデンスに紐づいた内容でドクターと一緒に決めていきます。
大泉:
KOMBUCHA(コンブチャ)を飲んでいるお客様は、ポジティブなリアクションが多いですか?
池澤:
そうですね、1回だけ飲むのではなく、習慣化して
ほしいです。
大泉:
現在、何か注目しているものはありますか?
池澤:
添加物がいっさい入っていないお味噌です。無添加にはこだわりたい。ちゃんとしたものを食べていると、変なものを食べた時に身体が反応します。
大泉:
今後やりたいことは?
池澤:
やりたいことはいっぱいあります。ただビジネスとして成立しないとダメですけどね。人に還元される最先端のもので、人の繋がりを明確化できるようなことを沢山実行にうつしたい。例えば、ジムに入会してくださった方には最高な優越感を、会員の方でなくても、つながりを持てるような、フィットネスの司令塔的存在になりたいです。人がやっていないことをやって、多くの人の毎日をもっと充実したものにするお手伝いがしたいです。
大泉:
やりたいことを思った段階で100人以上が考えている。それを誰が一番最初にアクションするのか、が重要。やはり米国へ行った行動力はすごいと思う。
池澤:
選択肢を作るのではなく、思ったことをやるのか、やらないかにしたい。選択肢での選定だと迷った時にどちらかに偏った場合、後悔してしまうので。直観的に行動したいです。
大泉:
池澤社長に似ている部分があります。私も直観的に生きています。本日の対談はお忙しいところありがとうございます。KOMBUCHA_SHIP(コンブチャ・シップ)に関して、様々弊社としてもお手伝いができればと思います。
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