2021.4.9
KOMBUCHA_SHIPに関連する「発酵」「微生物について」の話題を取り上げるコラム。
一緒にKombucha(コンブチャ)の共同研究をしている高崎健康福祉大学 岡田先生、辻先生に聞いたシリーズ「知らなかった!発酵の世界」をお届けします。
――菌は何を栄養にしながら生きているのでしょうか――
人間も糖は脳の栄養になると言いますが、微生物も甘いものを食べています。これがメジャーな栄養となります。
他にもタンパク質を分解して、アミノ酸を作り、そのアミノ酸を微生物が食べたり、酸っぱさの原因である「酸」を栄養にする微生物もいます。
微生物によって何を栄養として必要とするのかで異なります。
私たちと同じように炭水化物、糖類など、いろんな栄養分を食べて生きています。
特殊な世界になると、山の新鮮な湧き水は新鮮で何も含まれていないと
思われますが見えないだけで菌が存在しています。
栄養が豊富なところに存在する菌もいれば、栄養が乏しい環境で生きる菌もいます。
硫酸イオンや鉄イオンなど化学物質のエネルギーを利用する菌も存在します。
その他、火山の火口や温泉の噴き出し口のところに微生物が存在するなど特殊な環境でも生きているケースはあります。
食品をベースに考えた場合、人間と同じものを栄養にして生きています。
次回コラム、
健大の岡田先生、辻先生に聞いた「知らなかった!発酵の世界」
「世界の発酵文化を教えて先生!!」に続く
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